小正月と旧正月
以前品川プリンスホテル・トップ オブ シナガワを訪れた際はちょうど尖閣諸島の件が話題になっていた時期でした。
どちらかというと、観光客層の主流はインドや欧米系(か南米系)、そんな印象がありました。ツアーバスで一斉に到着、というよりは個人で来ている感じでした。
12月、お台場のホテルグランパシフィック LE DAIBAにいたのですが、そこでは中国人観光客を多少見かけました。いずれもツアー客っぽい感じではありませんでした。
2011年は2月3日だそうなので2月に向けて・・・というのが例年の旅行業界の計算だったのかもしれませんが今年は何かとマイナス要素が多そうです。
ちょっと注目してみたいのが「小正月」
聞き慣れない方も多いかもしれませんが、一般に旧成人式(1月15日)にあたる時期を指します。
通常の正月、いわゆる元旦が「大正月」に対してこちらは「小正月」
主に農家で継承されている風習であるケース、即ち豊穣祈願に関する行事が中心となるのですが、例えば東北地方等におきましては年末年始を忙しく働いた女性を労う意味で「女正月」という表現が使われたりします。
1月15日というと成人式のイメージが強いのですが、実は「第二の正月」でもあったんですね。都内周辺ではすっかり消滅してる感じがありますが。
年末年始は休暇が長期間に渡るため、海外で過ごすという人も多い。反面、年始の支度に追われて外に出かけられない人も多い。
一方、15日前後は休暇期間も少なく、遠出はできないので国内旅行の近さが有利になる。
外国人依存という現状を続けるのでない、単なる休日で終わるのでもない。もっとこういった古い風習を全国的にPRして、新たな旅行ニーズを増やす機会に取り入れて欲しいものです。
執筆者 ひが光司
このサイトの管理人。神奈川で行政書士をしております。
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