貸会議室や喫茶店の朝活とホテルの朝食会は何が違うの?

2013年2月28日

日本橋 朝活 ホテル マンダリンオリエンタル東京

 日本橋 マンダリンオリエンタル東京 ケシキの朝食です。第47回朝食会より。

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 以前もちょっと書いたかもしれませんが、

 基本的にこの朝食会は早起きすることが前提です。なのでいわゆる「朝活」というジャンルで考えますと、例えば貸会議室や喫茶店あるいはファミレスで行われている朝活と何が違うのか、ということになります。

 「確かにホテルは高いですね」

 と言ってしまえばそれまでなのですが・・・いや問題はそういうとこじゃないです。

 もちろん値段の問題がないわけでもないのですが、一番の問題は、

・第三者に伝えられる情報

 です。

 例えば貸会議室で「○○のカリスマ」と呼ばれる方の早朝セミナーがあったとします。

 あるいは喫茶店でビジネス書の著者の方が主催する読書会があったとします。

 こういった場所で、

・すごく有名な貸会議室に行ってきた。
・すごく美味しいコーヒーを飲んだ。
・都内の喫茶店。コーヒーの味全店比較。
・都内の貸会議室全室制覇。

 というのが目的で参加される方はあまりいらっしゃいません。(というより、いない)

 例えば貸会議室で「朝型の億万長者のメンタリティに学ぶ成功の極意」というセミナーがあったとします。

 重要なのは当然、このセミナーの内容です。

・主催者が億万長者だから。
・朝型になれば億万長者になれるらしいから。
・億万長者のメンタリティーが学べるから。

 こういったものが重要なわけです。

 貸会議室の居心地とか、会議室の運営会社とか、そういったものではないわけです。敢えて言えばそれを気にするのは主催者側です。

 当然ながら第三者に伝える情報も、

・セミナーの内容が如何に素晴らしかったか
・セミナー講師が如何に素晴らしい人物か
・自分が今後何をすべきか

という内容です。

ではホテルの朝食会の場合、どうでしょうか?

・高級ホテルを訪れた
・なるほどホテルは素晴らしかった
・別のホテルも訪れてみたい

 といった内容が中心です。

・ホテルを訪れたら億万長者になった。
・ホテルを訪れたら良い人脈ができた。
・ホテルを訪れたら出版ができた。

 といった結果を必ずしも書く必要はありません。

 必要なのはホテルを訪れること、そして地道にそれに関する情報を集めること。

 貸会議室や喫茶店ですと、必ずしも一貫した情報が集まるとは限りません。場所の特性も、セミナーの内容も、その時々でガラリと変わる可能性が高いですので。

 しかしホテル、それも朝食ですと一貫、ないしは共通した情報が集まります。

 これをまとめると強力な情報になります。他人から与えられた情報ではなく、自分の「足で稼いだ情報」なので。

 本音を言ってしまえば・・主催者としてみれば提灯記事書きまくれよ目に見える形での紹介。例えばネット上あるいは雑誌といった情報媒体に載る機会が増えるのに越したことはありません。

 とはいえ、一定の共通項のあるテーマに沿い、地道に情報を集めることで、人と会う仕組みを誰でも作ることができる・・それがホテルの朝食会と、喫茶店や貸会議室で行う朝活との決定的な違いなのかもしれません。