ヨーグルトのソムリエ(前編)

2013年2月23日

 ワイングラスにグレープジュースを注ぎ、ヨーグルトを前にポーズを一枚。

 題して、

ヨーグルトのソムリエ

ホテルオークラ東京 朝食 ヨーグルト ソムリエ

 朝食会のお問い合わせを頂き、急遽開催と相成りました。場所は虎の門 ホテルオークラ東京・テラスレストランにて。

フローズンヨーグルトのウッドベリーズ様。

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 いつもは「ホテル 朝食」という話題ですが今回は「ホテル 朝食」という話題を通じて「ホテル ヨーグルト 朝食」という流れに。

それがしはヨーグルトが苦手でござる。

・・・気まずい雰囲気が流れるかと思いきや、返答は意外にも、

(ヨーグルトが)苦手な人を常に意識してます。

うむ、苦しゅうない。

ホテルオークラ東京 朝食 ヨーグルト ソムリエ

 いや何といいますか、爽やかな日差しを浴びながら優雅な時間。

 ヨーグルトは毎日ドンブリ飯一杯食べるのが健康の秘訣でなければならないんですよなどと言われた日にゃ~何といいますか、

あたしゃもう帰るわよ

 と危うく急場危機を乗り越えて穏やかな朝。

 タイトルの通りちょっと変則的(?)といえば変則的な朝食会です。

 考えてみればホテルといってイメージされるのは大半の方が宿泊ではないでしょうか。

 ホテル=朝食というイメージを持たれる方はおそらくかなりの少数派。

 しかしちょっと視点を変えてみると・・・

 ホテルには朝食というもの、ある意味欠かせない存在です。夜泊まれば多くの場合、朝食が提供される。

 となると、ホテルがあればその(ホテルの)数だけ朝食が存在するといっても過言ではありません。

 ではヨーグルトはどうでしょうか?

 おそらく朝食には欠かせないメニューの一つです。

 ランチやディナーでも、(ビュッフェ形式なら)おそらく多くの場合存在する。

 それを考えるとヨーグルトもやはり、ホテルの数だけ存在すると言っても過言ではありません。

 そして本題。

 ヨーグルトが地獄の業火に焼かれるほど苦手な人にとって何が重要かといいますと、

 どのようにして食べるか?

・ヨーグルト+α
・美女にアーンしてもらう
・食わなきゃ島流し
・食ったらトップ当選
(←ただし大選挙区に限る)

 単にヨーグルトが美味しいか不味いか、というだけで判断してはいけない。むしろヨーグルト以外のものが重要だったりする。

 例えばフルーツが美味しいか、あるいはその組み合わせが好みにあっているかというのが重要。これは自分も納得のできる考えです。

 ワインのソムリエというのは単にワインの薀蓄を語るのではない。どの食べ物にどのワインが合うかというのをお勧めするというのも一つの腕の見せ所といいますが、まさにソレ。

ホテルオークラ東京 テラスレストラン ヨーグルト 朝食 酒 ホテルオークラ東京 テラスレストラン ヨーグルト 朝食 虎の門

 酒の酔いを醒ますために苦さと酸味の組み合わせがあり、フレッシュな果物との組み合わせがあり、

ホテルオークラ東京 ドライフルーツ ヨーグルト 朝食 溜池山王 ホテルオークラ東京 テラスレストラン ヨーグルト 朝食 神谷町

 ドライフルーツの濃縮された甘味と酸味の組み合わせがあり、

ホテルオークラ テラスレストラン ヨーグルト モーニング パン テラスレストラン ヨーグルト 朝食 虎の門

 ヨーグルトに合うパンを選ぶ。

 こんなことができてしまうのもビュッフェ形式ならでは。厳選された素材を選び放題なホテルだからこそできる一種の「特権」です。

ホテルオークラ東京 朝食 ヨーグルト ソムリエ いちごのシロップ漬け

 フルーツの写真をおまけに一枚。イチゴのシロップ漬けは初めてお目にかかるメニューです。

 考えてみればホテルという大枠で何か情報を提供するとなれば自分は朝食という一つのテーマに特化して情報を提供していることになります。

 今回はヨーグルトというテーマに特化して情報の提供を頂いたことになります。

 ホテルという場所はある意味、多くの情報が集められる。いうなれば自動車のサプライチェーンのようなものなのかもしれません。

 自動車であれば例えばトヨタや日産、ホンダといったような、ある一部の自動車会社が単体で自動車を生産しているわけではない。

 その下には膨大な数の下請けという名の製造メーカーが存在する。

 ブレーキ製造会社があり、タイヤ製造会社があり、ギアの製造会社がある。更には素材開発のための鉄鋼業があり、繊維加工業があり、硝子製造業がある。

 もっと範囲を拡大していくと、そこには雇用に税金、貿易、といわゆる経済問題がある。即ち自動車のオーナー以外にも関わってくる問題が存在する。もしも自動車というものをテーマにブログを書くとすれば、それは様々な視点で書くことができるのかもしれません。

 となると、ホテルについても同様ではないでしょうか。

 いわゆる高級ホテルの宿泊体験だけがブログに書ける内容とは限らない。

 宿泊の他にも朝食があり、ランチがあり、ディナーがあり、バーがあり、カフェがあり、アフタヌーンティーがある。

 ホテルには必ず存在するもの・・・ヨーグルトがあり、豆腐があり、ソーセージがあり、エレベーターがあり、調度品があり、避難経路がある。

 そこには旅行代理店があり、建設会社があり、駐車場があって、家具職人がいる。

 更に拡大していくと、そこには雇用があり、治安があり、マナーがあり、耐震基準がある。

 もちろん、それ以外にも様々なものが存在する。

 ホテルというものを通じ、何を基準にしてものを見るか?

 あるいは、

 ホテルというものを通じ、何を基準にしてブログを書くか?

 もしくは、

 それはホテル以外の場合だと何が違うのか?

 いわゆる「ホテルブログのサプライチェーン」というものが出来るのかもしれません。

 「ブログが続かない」「ブログのネタがない」という状況を打破する一つの方法として有効なのかもしれません。

 残りの写真は後日ということで。