参加者0でも朝活・朝食会を続ける理由

2014年3月29日

大手町 朝活 東京

 シャングリ・ラ ホテル東京 ロビーラウンジの朝食です。第73回朝食会より。

 73回目の朝食会は参加者が0でした。

 「参加者が0なので止めます。つーかもう二度とやりません。やらないのは貴方達のせいですから」

 そう言ってしまえば楽といえば楽なのかもしれません。

 じゃあ何で続けるのか?みっともないからやめた方がいいんじゃないの?

 それでも続ける理由というのがあります。

 人間というのは弱い生き物ですから。

 「朝早起きしよう」

 そんな決意はどこへやら。朝5時に起きようと思っても寝るのは4時だったりする。

 明日こそ本気出す。今日はその準備に充てているだけ。

 
 では、

 「明日の朝、7時に会いましょう」

 たとえ4時に寝ようが5時に寝ようが5時に起きなければなりません。

 
 きっかけで人は変わる。

 意志の弱い自分が変わるにはきっかけがなければならない。

 自分は決して朝型人間ではありません。厳しい道と楽な道があったら厳しい道を選ぶような殊勝な人間ではなく、もっと楽な道を、たとえ罠とわかっていても厳しい道だけは嫌、という最低の人間です。

 だからこそ・・・たまに思い出さなければならない。

 そうだ。ホテルへ行こう。朝早く起きて、朝食を食べに行こう。営業時間内に。

 ホテルへ行けば一流のサービスを受けることができます。そして一流の人々が訪れます。自然と普段の自分を顧みる機会が生まれます。

 最も高いホテルの朝食ですと朝食代が4000円を超える場合もあります。喫茶店のモーニングセットは500円前後というケースが多いですから。「ホテルの朝食は高い」といわれることがよくあります。

 何とかセッションとか言って、専門家の相談を受けるのがありますよね。こういった専門家のセッションを受けますとその10倍くらいのコーチング料(数万円)。場合によってはさらにその数倍から数十倍(数十万円~100万円以上)かかることもあります。

 自分にとってはホテルの従業員の方々が、そしてホテルを訪れるお客様が一流のコーチ陣なわけです。加えて早起きという「成果」。さらに朝食バイキングというグルメの「おまけ」も付きます。決してコストパフォーマンス的には高くありません。

 

 自分自身のためではなく、参加してくれる人のための理由もあります。

 認めたい。

 という気持ちがあるんですね。自分が「認められたい」というよりもむしろ、相手を「認めたい」という気持ちです。

 ビジネスセミナー等における「聞き上手」あるいは「褒め上手」になる方法における、ワークショップ等で行う、少々わざとらしく相手を褒めるのとは本質的に異なります。

 自分には億万長者になるためのノウハウとか、あるいは幸せな人間になるためのスピリチュアルな何たらとやらを伝えることはできません。

 
 人間は弱い生き物ですから。

 朝早く起きようと思ってもなかなか実行できない。しかし当日、朝早く人と会う約束があったとしたら?

 
 何とか朝早く起きて会いに来てくれる。特別な人間ではない自分のためにわざわざ朝早く起きて。

 うれしいです。決してお世辞とかそういうのではなく。

 たとえ今日来てくれなくても・・・いつか来てくれる時のために早く起きて訪れ続けたいと思うわけです。