手段と目的を間違えるとブログは続かない?

2013年2月27日

日本橋 朝活 マンダリンオリエンタル東京

 日本橋 マンダリンオリエンタル東京 ケシキの朝食です。第47回朝食会より。

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ブログが続かない。

 何度か登場するテーマです。

 実はホテルの朝食巡りを始めるようになってから、

・早起き
・ブログ
・朝食会

 という3つの「習慣」が身に付くようになりました。

 もしかしたら「早起きができる人だから、ついでに朝活でもやっているのだろう」あるいは「できるのだろう」と思う方がいらっしゃるのかもしれませんが、実際はそうではないです。(この話は過去の記事で何度か書いております。)

 つまり、

目的・・・ホテルの朝食巡り
手段・・・早起き
手段・・・ブログ(記録を残す)
手段・・・朝食会(人と会う約束)

 というわけです。

 もし、例えばブログセミナー等で「ホテルの朝食についてブログで書けば間違いなくブログが続くし、お金が儲かる」などと言われて書いていたとしたらおそらくこのブログは続かないでしょう。

 むろん、これをきっかけにして仕事につながったというケースはあります。しかし年収○倍アップとか、億万長者とか、そこまで劇的なものではありません。

 もしこのブログを書くことを「ブログさえ書けば~」と必死になっていた場合、「やっぱり書くだけ無駄じゃないか」「割に合わない」という理由で止めていたかもしれません。

 現在のこのブログの目的は何かといいますと、

・ホテルの朝食に関する情報を集める(集め続ける)こと。

 当たり前ですがそのためにはホテルへ行かなければいけません。朝食ですので早起きが必要です。(むろん、宿泊して朝食をとることも可能ですが)

 人と会う。これによって早起きをする仕組みができます。

 それだけではありません。人と会うことで様々な意見や視点を「吸収」することができます。これが次回朝食を訪れる際に大いに役立つわけです。

 ブログに残すということ、

 廃墟フェチ価値の理論

 という考えがあります。

 ナチス政権下で軍需大臣を務め、ゲルマニアと呼ばれるヒトラーの都市計画に携わったアルベルト・シュペーアという建築家が提唱した理論なのですが、ごく大雑把にいってしまいますと、

・千年後、街全体が廃墟になることまで想定し、かつ後世の人がその光景を「美しい」と認めるような街づくりを目指すべき

 という都市計画の考え方です。ギリシャ・ローマの廃墟をイメージしていただければわかりやすいと思います。

ポンペイの遺跡 廃墟価値の理論

 現在の自分達の住んでいる場所がずっと後の人たちにはこんな感じに見られるような街造り。確かに美しいです。廃墟になることでまた別の価値が生み出されるわけです。

休止ブログ価値の理論

 と考えますと(*別に休止宣言ではありませんので、あしからず)

 ・千年後、ブログが更新できなくなることまで想定し、かつ後世の人がその内容を「素晴らしい」と認めるようなブログを目指すべき

 とするに、

・ずっと後世の人に伝わるような内容を書き続けておきたい。

 ある意味これがブログを続ける、あるいはブログが続くモチベーションの一つなのかもしれません。

・ブログを書けばお金が儲かるって聞いたのに全然儲からない。ちきしょう、騙された!つーか、もうやーめた

 というのはおそらく廃墟価値の理論からして正しくはなさそうです。