お台場で朝食時に被災してしまったら

2013年3月26日

 あまり書きたくはなかったのですがこんな時なので、そして今後のことも踏まえ、テーマとして加えていこうと思います。

 朝食時に地震に遭遇してしまった場合、むろんどこでも恐ろしいのですが、今回の地震のように、最もおそろいしいのがやはり二次災害。とりわけ津波です。

 普段は「海の見える場所として絶好のロケーション」という場所も、災害時には「最も危険な場所」に早変わり致します。

 そして、このお台場という場所、観光として訪れるには非日常的な気分が味わえる、非常に優れた場所なのですが、こういった災害時には非常に危険な場所といえます。

・周囲を海で囲まれている。(橋を渡らなければならない)
・高台がない。(津波に弱い)
・埋立地である(地盤が脆い)

 被災した場合、かなりの危険が伴うわけですが、そういった中で想定してみます。

・地震が発生した場合、かつ津波の心配がない場合

 可能であれば公共交通機関の復帰を待つのが得策です。

 電車やモノレールを利用されていらっしゃる方が大半であると思われます。

 また、バスやタクシーの場合、レインボーブリッジを渡ればすぐです。

 ただし大量に殺到すること、そして渋滞であったり、あるいは損傷の可能性があって封鎖される可能性もあるため、これは注意が必要です。

・地震が発生した場合、かつ津波の心配がある場合

 今回のような津波がもしも発生したら・・・考えたくはありませんが、避難方法はまず、存在しないと考えるしかないかもしれません。

 唯一存在するとしたら、高い建物に逃げ込むこと

 可能性に賭けるとしたらそれくらいと思われます。

 これまでホテルの朝食で訪れたホテル グランパシフィック Le DAIBAは地上30階、ホテル日航東京は地上3階です。津波が押し良せた場合、もしも建物が流されなければ、何とか上層階に避難して最悪の事態は避けられるかもしれません。

 後は救助を待つという方法です。

・徒歩でお台場から「脱出」を余儀なくされたら

 橋が倒壊しておらず、交通が寸断されていなかったら、という条件付きですが

 まずは有明駅・有明コロシアム方面へ向かいます。

有明駅 有明コロシアム

*有明コロシアム(イメージ)

 そこからさらに進んで国道304号線、晴海通りに合流(江東東雲(しののめ)郵便局の先辺り)

 ここをまっすぐいくと東京メトロ有楽町線・豊洲駅に着きます。

豊洲駅 東京メトロ7番出口

*豊洲駅・東京メトロ7番出口(イメージ)

 ここから先は国道473号線に合流して月島方面、あるいは319号線に合流して木場方面に向かうといった方法があります。

 どちらが正しい、というわけではないのですが、帰宅の都合を優先させることになるかもしれません。

 月島方面に向かわれますと、また「陸の孤島」に遭遇するリスクもあります。津波災害の場合は注意が必要です。

 木場方面の場合、多少はリスクが避けられるかもしれません。ただしそれでも危険であることに変わりはないということと(隅田川、荒川に囲まれている状況のため、津波時の災害はかなり危険です)東京(丸の内)周辺へと辿り着くのが大変不便になります。

*余談ですが木場駅の次は東陽町駅。以前訪れたホテルイースト21というのがあります。

 ただ、一つだけ申し上げておきますと、いずれにせよ一日前後の我慢は仕方ないという気持ち、自分も含めて持ちたいと思っております。

 それよりも、周囲の人、とりわけ高齢者や子供、女性(特に妊婦)の負担は自分の比ではありません。

 何とか譲り合いの精神で臨みたいものです。