夫婦善哉 ~白金台・八芳園の朝食
「夫婦善哉」
織田作之助の小説で一躍有名となった、大阪は法善寺横丁・お福というお店の善哉。何が夫婦なのかと言いますと、二つに分けて出されるから。
久々に訪れたのは結婚式場として有名な白金台・八芳園。
写真はエッグベネディクトです。結婚式場という場所でこれを出されると、このストーリーを思い起こさせられるのに酔いしれているのはテメーだけ感じです。
一人で焼肉朝食に訪れるのは結構久しぶりかもしれません。
訪れたのは白金台・八芳園。
今までとはちょっと趣旨が異なります。
・いわゆるビュッフェ形式ではない。
・宿泊施設ではない(結婚式場)
・開店は朝8時(~10時)
結婚式場、というと思い浮かぶのが他に目黒雅叙園でしょうか。
とはいえ、一応アチラはわずかとはいえ宿泊施設がある。そういう意味ではホテルといえなくもありません。
コチラは基本的に独自の宿泊施設を持たず、宿泊は周辺の提携先のホテル等に宿泊という方法によります。
・・・前置きはこのくらいにして。
朝6時半か7時に到着を狙う。というより通勤ラッシュを避けるのが目的で朝5時半前後を狙うのがこの朝食を訪れる目的。
しかし8時開店では単に時間を持て余すことは必至。
実際に訪れたのは一応、土曜日だったので通勤ラッシュは緩和されると思いつつ、それでも自宅を出たのは6時過ぎくらい。
辿り着いたのは7時半前。しばしロビーで待機です。
当日は披露宴があったらしく、親族か友人からしき方々が参加されてました(結婚式場なのだから当たり前といえば当たり前ですが)
見よ、まるで俺が兄のようだ従業員の方がどのようにご覧になったかは存じませんが、開店までしばらく待機です。
俺は親戚王になる。仮に新郎か新婦が売れてるミュージシャンなら親戚としてそのまま式に参加しようと思った。じっとしてても仕方がないので開店までの時間を庭園でも眺めながら過ごすことに。
以前シェラトン都ホテルを訪れた際もそうだったのですが、白金台というのは都内にありながらも自然が結構豊かな場所。
とりわけこういった「広い敷地」には昔の自然を活かした、あるいは屋敷内に造られた庭園をそのまま活用、というケースが結構多いです。
紅白の鯉が集まってきたので。ちょっとおめでたい一枚。
紅葉が色付く前の一枚。朱夏の前の青春。
池にかかる橋を渡り、秘密の入り口のような感じの場所へ。
「フフフ、越後屋、おぬしもワルよのう」
「いえいえ、お代官様には敵いませぬ」
「ピロリロリロリ~ン♪」
「くっ、何奴」
「だからアレだけ携帯の電源は切っておけと」
「おっかしいなぁ確かマナーモードには設定してたはずなのに」
「不道徳です」
「はぁ?夜分に伝令するからマナーモードにしとけって言ったのは誰だよ」
「それも含めて管理を徹底しておくように言ったはずです」
「うるせ~テメ~から印籠とったら何も残らねえくせに御老害が調子コイてんじゃね~」
「コレだから最近の若い衆は」
「曲者。出会え、出会え。」
・・・後の出会い系サイトの始まりである。
ぶらぶらと庭園を巡っている内に朝8時になりましたので、ようやく開店です。
寒い時期の庭園巡りは結構体に堪えます。とりわけ秋から冬の入り口辺り、防寒具を身に付けていないので体感的にはかなり寒さを感じる時期。
しかもココはテラス席があるため、窓際の席は隙間風が・・・
そんな寒さに凍える哀れなオッサン仔羊に対し、
狼よ、汝の温もりは天の祝福なり。股引なき世に一筋の光あれ!
この心遣いに・・・感謝です。
写真の枚数が多くなってしまいました。まだ朝食の紹介に入れていないのですが・・・続きは次回ということで。
執筆者 ひが光司
このサイトの管理人。神奈川で行政書士をしております。
「名刺・自己紹介なし」ホテルで朝食会を10年、100回以上開催。メディアにも多数紹介されました。キュレーションサイト 登録者、執筆者も現在、募集中です。
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