朝食会ではそもそも何を話せばよい?

2013年2月22日

溜池山王 虎ノ門 朝活 ホテルオークラ東京 テラスレストラン 朝ごはん

虎ノ門 ホテルオークラ東京の朝食です。第61回朝食会より。

 もしかしたら「そもそも朝食会で何を話せば良いのか?」とお考えの方が少なくないのかもしれないと思われますので。

 基本的に朝食会では名刺交換タイムを設けておりません。それとお互い自己紹介タイムというのも設けておりません。

 なぜかといいますと・・・名刺を持っていない人が多いから。

 一応、会社の名刺をお持ちの方はいらっしゃるようですが、あまりこういった名刺に記載されているメールアドレスや電話番号に連絡を入れてしまうと後々問題になることが多いようなので基本的に連絡を入れることはありません。

 あと、参加者の中に悪質な勧誘(ネットワークビジネス等)があった場合、それを防止するための対策も兼ねて。初見の方同士の情報交換はあまりしない方がよいという考えもあります。

 もし、最初に参加されるのであれば、普通に朝食を楽しまれるだけで十分です。

 参加者の中に、

・初めて参加される方
・何度か参加されている方
・他の朝活もしくは交流会にも参加されている方

 等のご意見等を参考にされ、今後の方向性をご検討されてみては如何でしょうか?
 

 ちなみにこういった交流会で必要な話題は3つです。

1.自分の得意な話題

 経営者の方であれば自分のビジネスモデル。

 あるいは自分の得意分野もしくは非常に興味のある分野。例えば金融であるとか、法律であるとか、科学技術といった専門知識。

 もしくは趣味の話。鉄道に歴史、芸能やグルメ・・・基本的に自分にとって話しやすい内容がこれにあたります。

2.多くの人が関心を持っているであろう話題。

 医療、年金、語学、転職・・・その分野に詳しい人がいたら「教えて欲しい」と思わせるような内容です。

3.自分にとって苦手な話題

 例えば理数系が苦手な方にとって高度な理数系の知識が求められる科学技術の話題。多くの男性には理解不可能な女性のファッション、あるいは占い等。

 もしくは数字というものに疎い方にとって厄介な金融あるいは経済の問題。

 
 基本的には1~3の話題を出し入れしながら会話を展開していかなければならない。

 1の内容だけ一方的に話せればよいのですが、実際にそれはできません。むしろ1の内容をほとんど話せず終わってしまう場合が大半です。

 
 厳密にいいますと、1の内容、即ち、

・自分の得意な内容をしっかり相手に伝え、かつ相手に印象を与えて帰れる人
・自分の苦手な内容だけを一方的に聞かされ、かつ相手の印象にも残らない人

 というのを知るのがこの朝食会の目的なのかもしれません。

 「傾聴」と称して一方的に聞いているだけでは相手の印象には残りません。

 かといって、「自己アピール」と称して一方的に自分の話をしているだけでも印象に残らないばかりか、却って悪い印象を残してしまう場合もあります。

 一見矛盾している。アクセルとブレーキを同時に踏むような行為に見えるかもしれませんが。

 実はそうではありません。朝食というのを一つ体験することで、これらの聞き方や伝え方を自然に行うことができるようになります。

 名刺・自己紹介なしで相手の印象に残る自分をアピールできるようになる。

 これをしっかり伝えていくのを2013年のテーマにしていこうと考えております。