ホテルの朝食会に参加された方はブログにどんな記事を書かれているか?
水天宮前 ロイヤルパークホテルの朝食です。第63回朝食会より。
実は自分が主催している朝食会に参加される方の中でブログ等で積極的な情報発信をされている方はどちらかというと少数派。
ちなみに参加された方はなるべく紹介させていただくようにしております。(悪質な勧誘等のケースは除いて)
参加された方の記事は概ねこのような感じです。
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○○ホテルへ行ってきました。目的は朝食です。
朝早く起きて豪華な朝食
~中略~
滅多に体験できない貴重な体験でした。
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おそらくこういった内容の記事にコメントする方は
・豪華ですね。私も行ってみたい。
・私も行ったことがあります。また言ったみたいなあ。
・やっぱり早起きっていいですよね。
普段からブロガー本人をご存知の方はもちろん、全くご本人と面識のない方であってもブロガーご本人に対しての感想のコメントを入れます。
したがって朝食会に参加されたブロガー本人が、自らの力で得た情報を不特定多数の読者に対して提供した「成果」をアップしたということになります。
これが朝食会に参加する一つのメリットと考えております。
通常のセミナーや交流会ですとおそらくこんな感じ。
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○○さん(*注 リンクはありません。あくまで例的に青文字にしてみました)のセミナーに参加してきました。
「××ビジネスの法則を学ぶ○×の法則セミナー」
○○さんはすごい成功者であるにも関わらず非常に腰の低い方で、とても好感の持てる方でした。
~中略~
その後懇親会で大いに盛り上がりました。自分も絶対成功すると心に誓い、明日から行動開始です。
そして○○さんの新刊「ビジネスは全て○○で成功する」が来月発売されるそうです。自分自身の強みを活かして圧倒的な成功をしたい人は要チェックですね。
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これだとどうでしょうか?確かに「○○さん」という人がおそらくスゴイ人なのだろうということはわかります。
でもこのブログ、「○○さんのブログ」じゃないですよね?ましてスタッフブログでもない。
ブログはあくまでも、ある人のブログであり、「○○さん」のセミナーに参加したという単なる一記事でしかない。
仮にこういった内容の記事にコメントを書くとしたら、
・○○さんってやはり凄いですよね。
・私も○○さんに学んでます。
といった、いわゆる「内輪ウケ」な内容になってしまう。
・○○さんって誰?
という人はそもそもコメント自体ができない。(コメント自体は自由でしょうが、敢えてコメントする理由はないでしょう)
では、例えば貸会議場を使ってあるビジネスセミナーがあったとします。
例えばこんな文章を書いたとします。
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○○さん(*注 リンクはありません。あくまで例的に青文字にしてみました)のセミナーに参加してきました。
「××ビジネスの法則を学ぶ○×の法則セミナー」
そこの貸会議場の空調設備は非常にきめ細かい調整が可能で、室温が20度設定にも関わらず寒いという感じがあまりしませんでした。
夏場の空調はとにかく涼しいを通り越して寒い。とりわけ女性はカーディガンを羽織ってまで無理に寒さに耐えているという中、体感温度を計算し尽くしたココの空調設備は今まで訪れたビルの中でもトップクラスのクオリティではないかと感じました。
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・・・おそらくこんな「セミナーの感想」を書く人はまずいないでしょう。セミナーというよりセミナー会場の感想になっちゃってますよね。
しかしコメントをする側としては実はこういった内容の方が有難かったりします。
なぜかといいますと・・・他人の受け売りが入ってないから。
・確かに、夏なのに凍えてるあの光景は何とかならないもんですかね。
・あの会議場、高いんですけどやっぱりそういうところがしっかりしてるんですね。
・空調設備を基準にして会場選びですか、新しい視点ですね。
・・・コメントをする側にしてはコメントのアプローチ方法が選り取り見取り。一見的外れのようでいて、実は読者にとってありがたい内容の記事です。
やはり交流会の主催者としては、参加者がその内容をブログにアップすることも想定して開催しておきたいもの。
立派な内容を伝える。それはそれで素晴らしいことかもしれません。しかしその内容を他人が伝えた場合、それを見た更に他人が理解できない内容になってしまったら・・・
ホテル。それも高級ホテルという場所は基本的に訪れることそのものが価値になります。
何も100万も200万もするスイートルームにいつでも宿泊できるような生活ができる身分になれ、というのではないです。工夫次第では1000円前後~楽しむこともできる。それでも高級ホテルを訪れたという経験、価値に変わりはありません。
そういった経験や価値を自分自身のものとして、初めてお会いする人や初めてブログを見る人に伝えることができます。これが他の多くの交流会ではなかなか得られないメリットの一つです。
現在ブログをやっている方の参加は少数ですが、今後はブログを書いている方の参加も増えていただけるとうれしいです。
執筆者 ひが光司
このサイトの管理人。神奈川で行政書士をしております。
「名刺・自己紹介なし」ホテルで朝食会を10年、100回以上開催。メディアにも多数紹介されました。キュレーションサイト 登録者、執筆者も現在、募集中です。
web: https://www.w-plusweb.net/
Blog: https://ameblo.jp/hotelmo/
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