東京おさぼりスポットナビ

2013年3月16日

 羽田エクセルホテル東急の帰り、羽田空港のお土産屋において購入した書籍についてちょっとご紹介を。

東京おさぼりスポットナビ(日本癒しスポット研究会 編) 洋泉社 ¥900

 そのものズバリの内容である。

 ある意味羽田空港は最強のおさぼりスポットではある。だが、いかんせんここまでサボリに来るような人間もいないだろうから残念ながらここには入っていない。

 とはいえ、今までに訪れたホテルの多くが入っていたので、ついつい興味があって購入させていただいた。

 さて、別のある本によると、おさぼりスポットにいるサラリーマンというのは基本的に優秀なサラリーマンととダメリーマンであるらしい。

 前者は大半が力を使い果たすような場を避け、その間はのんびり休憩をとっているケース。後者は何をやってもダメで投げやりになった挙句、サボっているケース。

 往々にして、謀らずも両者がはち合わせてしまうわけだが・・・

 だが本書の興味深いところはサボるということを単なる悪いことと書ききらないことである。要領よくサボることは仕事と表裏一体であり、サボることと仕事をすることは背中合わせである。したがってサボりの上手い人間は仕事の上手い人間と説いているのである。

 あながち冗談ではなないと思う。というのも、おサボりスポットにも様々な特徴がある。

 静かに過ごす場所。アトラクションを楽しむ場所。喫煙可能な場所・・・様々なニーズを探ることは、もしかしたら取引先にも提供できる情報でもあり、これはもしかしたら貴重な情報でもあり、もしかしたら営業成績の秘訣はおサボり情報の提供ではないか と邪推したくなるほどのものなのである。

 常識にとらわれ、視野をせまくしてはいないだろうか?相手は何を欲しがっているのだろうか?日々の苦しみに身を置く貴方にぜひ読んで頂きたい一冊である。