エシレバターを求めて

 エシレバター(無塩)

 エシレバターとはフランスのポワトゥー・シャラント地方にあるエシレ村という場所から半径30km以内の酪農家の牛のみによって作られたバターのみがエシレバターでなければならない。デパートに地下街、即ちデパ地下において松坂牛がとてつもなく安いと思って買ったはよいがその味は普段の味とそれほど変わらないと思った場合それは松坂牛ではなく松坂である。

 バターを知る者にとっては避けて通ることのできない。バター界のはかた号です。

 国産の高級バターと比べてもその価格差は圧倒的です。

 ちなみに安いバターだとこの値段。いわゆる無塩バターというカテゴリーと異なるのと、あと量の問題もあるので一概に価格の比較はできませんが、

エシレバター・・・1gあたり約8円
高千穂バター・・・1gあたり約2.3円
よつ葉バター・・・1gあたり約2円
雪印ネオソフト・・・1gあたり約1.1円

 圧倒的な価格差です。まさしくレアメタル並み。

 一般庶民にとってはちょっと手の届きにくい価格です。むろん、どうしても味見しろといわれれば出来ないわけでもありませんが・・・さすがに敢えて普段ここまでお金を出すほど酔狂な真似を出来る人は限られているでしょう。

 しかしエシレバター無塩

 余談ですが無塩バターと有塩バターとの違いというのは普通のきゅうりと塩もみの違いみたいなものだそうです。前者のケースがバターにおける「無塩状態」。後者のケースが「有塩状態」にあたります。

エシレバター

 ホテルの朝食にエシレバターあり。

 場所はザ・ゲートホテル雷門にて。

 ザ・ゲートホテル雷門 by HULIC の宿泊予約は>>

 朝食代は2000円台前半。品数はそれほど多くないです。しかし、

エッグベネディクト

 エッグベネディクトに、

東京スカイツリー

 東京スカイツリー。あとビュッフェ形式なのでパンとサラダ、あとジュース他、自由にお代わりできます。

ザ・ゲートホテル雷門の朝食

 主菜としてはペンネとフライドポテトとか。

エシレバター

 約2000円出して250g分のバターを買うのはシンドイ・・・けどホテルの朝食ならば基本的に一人前、30gです。価格としては300円代半ば。(公式サイトでは336円と表記されてました)

 バター1個に300円以上はシンドイ。コーヒー一杯分くらいの値段になる。朝食代にはそんな値段が含まれているのかもしれない・・・

 しかし何と言ってもエシレバターの残量を一切気にせず食べられる幸せ

 メープルシロップとかでもそうなのですが・・・基本的に個人で買うには割高と思われるものも、こういった場所で提供されている場合は自由に使えます。(何十人分一人で使うといった想定外の行為でもしない限りは)

 一見すると無駄遣いをしているようでも・・・エシレバターは安く「買えて」いるはず。

 ・・・そう思う。いや、そうでなければならない。