海外の観光客入国は大丈夫?

東京五輪、観光客入国を本格検討 「発熱センター」を設置 来春試行へ・政府

政府は、来年夏に延期された東京五輪パラリンピックに合わせ、外国人観光客の入国解禁に向け、本格的な検討に入った。  新型コロナウイルス対策として、専用の「発熱センター」設置や、スマートフォンのアプリによる健康管理の徹底などが柱。早ければ来春から試行する。複数の政府関係者が3日、明らかにした。

—中略—

入国した外国人観光客の健康管理は、国が「発熱健康相談サポートセンター(仮称)」を設置して対応する案が有力。各自治体の保健所が担った場合、国内の新型コロナ対策を圧迫する可能性があるためだ。開催都市の東京都の保健所に一括して対応させる案もある。

政府は国内外の感染状況をにらみつつ、来年1月には対応策を取りまとめ、同4月から試行的に外国人観光客の受け入れを再開する方針。五輪終了後もこの仕組みを残し、海外からの観光需要の回復につなげることを目指す。

ただ、外国人観光客の入国再開に向け、解決すべき課題は多い。五輪本番に向け、受け入れの規模をどうするかは、まだ白紙の状態。政府関係者は「今後の世界的な感染状況を見極める必要がある」と指摘する。

日本のビザ免除の対象国で、アプリのダウンロードや出国前の検査をどう徹底させるかや、入国後の行動範囲をどこまで認めるかも、今後の論点となりそうだ。

引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/604680be053601333070a23288853177b7097887

新型コロナウイルスの中、ホテルの朝食では多くがビュッフェ形式のサービスを一時停止し、代わりにセットメニュー等の提供が行われております。

また、一時的に再開した場所でもトングを何度も入れ替えたり、あるいは同じ皿を使って食べ物を取らないよう注意喚起をする。さらにはお客様が帰った後のテーブルをこまめに消毒、清掃する等、コロナ以前とは比較にならないほど作業が増え、対応に追われている状態です。

ちなみに実際、ホテルの朝食を訪れてみると、客足はまばらになっていることが多いです。朝食の時間帯、以前は大勢の観光客がいた場所も、大幅な入国規制でほとんど見かけない。

一見すると、従業員の負担は少なく、作業の負担自体は減っているように見える……。しかし現実はそうではないようです。

基本的にビュッフェ形式というのは、テーブルに料理を運ぶ手間を省くためのものです。そのためウエイター(ウエイトレス)の人数が最小限の状態でも回すことが出来る。

ところがビュッフェ形式を一旦停止した場合、テーブルまで人を使って運ばなければならない。そのため、客数が少ないレストランであっても、従業員の負担は実際に考えている以上に大きかったりします。

また新型コロナウイルス対策の為、テーブルをはじめ、フロア全体の消毒、清掃作業をこまめに行う必要がある。そのため、1人や2人の増員程度では全く対応しきれていないのが現実です。そして、人手不足の状態ですと自ずと客に料理を提供する時間も遅くなる。

それだけではありません。少ない従業員で無理にフロア全体を回した結果、オーダーミスが発生するケースも増えています。実際に訪れた場所でも「注文と違うメニューが来た」「いつになったら料理が来るのか?」と、フロア全体がかなりギスギスした感じになっているケースも見られました。

果たしてこの状況で、外国人客を大勢招き入れる事が果たして上手く行くのだろうか……。残念ながらこれは現場の負担をさらに増やしてしまうだけではないでしょうか?かのホリエモンこと堀江貴文氏も、入店した飲食店でマスク着用を巡ってトラブルを起こしていました。

それでも、日本人同士なら会話による意思疎通も可能でしょう。しかし外国人となると、これが上手く行く保障はどこにもない。マスク着用をお願いしたにもかかわらず、そもそも言葉自体が通じなかったり、あるいはそういった習慣のない国の人に理解を求めるのはなかなか難しいのではないでしょうか?

そして、外国人客はツアーで来られるケースが多いです。当然ですが「三密状態」も懸念されるでしょう。また、日本で感染した外国人が帰国した場合、母国でさらに感染拡大を引き起こすリスクも存在します。

いずれにせよ、観光客入国を緩和する方針は時期尚早だと思うのですが……。みなさんはどう思われるでしょうか?